Webライターの考えるブルーライトカットメガネの是非

Webライターの考えるブルーライトカットメガネの是非

海外の研究結果にて、ブルーライトカットメガネの眼精疲労軽減効果はないとの報告が……。

また、日本眼科学会および日本近視学会、さらに日本小児眼科学会などの発表により、ブルーライトカットメガネの効果に対し否定的な見解が述べられています。

ブルーライトは目に悪いと思わされてきた私たちは何だったのか――と、思えるほどのニュースではありますが、はたして真偽のほどはどうなのでしょう。

わざわざニュースになるくらいなので、真実であることは間違いないでしょう。でも、それならブルーライトカットメガネは本当に不要になってしまうってことなのでしょうか? ブルーライトカットメガネをかけて作業することは無意味だったってことなのでしょうか?

そのあたりの真実を、超個人観点から考察してみました。



PC作業でブルーライトカットメガネをするべきか

私たちのように、PCの前でずっと作業をしなければならない職業に就いている人にとっては当たり前のアイテムとして知られるブルーライトカットメガネですが、最新の研究結果によれば眼精疲労などに対する効果はまずないのだそうです。

でも今なお、「眼精疲労に!」、「肩こりや睡眠障害の解消に!」などといった謳い文句で販売されています。

にもかかわらず最新の研究結果から導き出された答えは、“ブルーライトが目にダメージを与える根拠は一切なし”となっているのです。

では、そもそも私たちはブルーライトカットメガネをして作業していてもいいのでしょうか? そのあたり、非常に気になりますよね。

一応、個人的な結論を言ってしまえば、「必要!」です。やっぱりブルーライトカットメガネはしておいた方がいい! というのが私の個人的な意見です。





ブルーライトをカットすることで人体に影響がある

まず、ブルーライトをカットするのは不要だとされる根拠としては、

  • そもそもブルーライトは太陽光にも含まれ日常的に浴びている
  • 太陽光は小児の発育に必要であり無駄にブルーライトをカットするのは逆に有害
  • デジタル機器から出るブルーライトは自然光よりも圧倒的に少ない
  • 海外ではブルーライトカットメガネに眼精疲労軽減効果がないとの研究結果が出た
  • 日中のブルーライトカットメガネには根拠がない
  • 日中にブルーライト(太陽光)を浴びておかないと体内リズムに悪影響がある

一方的な悪役として捉えられがちなブルーライトですが、そもそも自然光には普通に含まれている光なので、そんなに恐れることはありませんよ! ってことらしいです。

まあ、空の青も太陽からの光に含まれるブルーライトによるものだと言われていますし、大昔から太陽があったわけですから、我々人類はずっとブルーライトを浴びてきたことになりますしね。

小児の発育に悪影響

そして、日本眼科学会や日本近視学会。日本小児眼科学会が否定しているのは、あくまでもブルーライトメガネを小児に装着させること。

曰く、ブルーライトは小児の発育に必須であって、浴びる太陽光が少ないと発育に障害をきたす恐れあり! ってなことのようです。

そしてブルーライトをめちゃくちゃ浴びちゃうよりも、ブルーライトをカットしてしまった方が近視進行リスクが高くなるのだとか。

だったらお子さんにわざわざブルーライトカットメガネをかけさせる意味など全くありませんよね。

仕事中におけるブルーライトカットメガネの存在意義

さて、問題は私たち大人についてです。仕事中のブルーライトカットメガネ、装着する意味はあるのかないのか? 気になりますよね。

産業衛生上、日中はできるだけ窓から射し込む自然光の下で仕事をすることが推奨されています。なぜなら、日中に太陽光を浴びることは体内リズムを整える上でも重要だからです。ま、ブルーライトをカットしちゃったら体内リズムが狂っちゃうかもよ? ってことらいいです。

また先にも触れましたが、海外の研究によればそもそもブルーライトカットメガネに眼精疲労軽減効果はないってことでしたので、ここまでの情報をまとめればブルーライトカットメガネの存在意義はあんまりないように感じます。



暗い部屋や夜間はブルーライトカットメガネの価値が高い

でもここまでご紹介した情報って、全て“日中”とか、“明るい部屋”に限られていることに気付きませんか?

日中に太陽光(ブルーライトを含む自然光)を浴びないと体内リズムが狂うから、心身に影響がありますよ! ってことですね。つまりこれ、薄暗い部屋や夜間には当てはまらないんですね。

夜間作業にブルーライトカットメガネは必要

私たちのようにフリーランスとして働く人たちって、夜間でも平気で仕事をします。今は新型コロナウイルス感染症の影響によって家で仕事をされる方も多いですし、そういう方々も夜間に仕事をする機会が増えているかもしれません。

部屋が明るいか暗いかに関係なく、夜間の時間帯にブルーライトを浴びてしまうと、本来は浴びるはずのない時間帯に太陽光を浴びていると、体が勘違いしてしまう恐れも指摘されています。未だはっきりした因果関係があると認められたわけではありませんが、そこから睡眠障害になってしまう可能性もあるとか。そうした指摘があることもまた事実なんです。

だから、夜間のPC作業ではブルーライトカットメガネは大いに意義があるってことです。

日中のPC作業における意義

じゃ、日中はどうかというと、そもそも日中に太陽光を浴びることが推奨されているならブルーライトカットメガネをする必要はないのかもしれませんね。でも、画面をずっと見続けている行為自体、健康的とはとても言えない気もします。

私の場合はPCモニターを結構明るい状態で使用するので、眩しさをカットする意味でもブルーライトカットメガネを重宝してます。夜間だけに限らず日中でも重宝してます。だから、世間の噂はともかくとして、個人的には必要なアイテムだと思ってます。

ブルーライトが必要だというなら、休憩がてら外へ出て自然光を浴びればいいだけのことです。実際問題、現在進行形でブルーライトカットメガネをして仕事をしてますが、装着していない時に比べれば明らかに目の疲れ具合は違いますし、それなりに効果を実感してます。

それに、完全に目を覆ってしまうゴーグルのようなタイプでない限り、角度によってはメガネと顔の隙間から光が入ってきますもん。だから、そこまで気にしなくてよくない? ってのが個人的な意見です。

そもそもブルーライトに関する研究だって、実際にブルーライトカットメガネと顔との隙間からどの程度の自然光が入り込んでいるのかとか、ちゃんと計算されていないような気もしますし……。あくまでも、「完全にブルーライトを遮断してしまった場合」のことかもしれませんしね。

サングラスでもいいかも!

でもブルーライトが悪役でないなら、ブルーライトカットメガネではなく色の薄いサングラスでもいいかもしれませんよね。眩しさをカットするっていう意味ではかなり効果高いでしょうね。

ただし色の濃すぎるサングラスは、瞳孔が開き過ぎてしまってそこに紫外線とかがガンガン入り込んでしまうので逆に目に悪いですよ。白内障とか目のトラブルに発展しやすいです。夜ならともかく、日中のサングラスは薄めがベストです。





まとめ

結論としては……。

  • 日中のブルーライトカットメガネは不要かもね
  • でも夜間のPC作業では必要かもね
  • 眩しさ軽減のためならサングラスもありかもね
  • モニターの明るさにこだわりがないなら設定を暗くしてもいいかもね

結局は自分の目と直接話をして、「実際どうなのよ?」って聞くしかないですよ……ホント。それでもどうしても答えを知りたいなら、日中と夜間で使い分けるとかして、時間をかけて自分なりの検証を重ねるしかありません。

でも、画面の眩しさを軽減させる工夫っていうのは絶対的に必要です。

個人的には、「そんな気にし過ぎることないよね!」っていう一言でまとめたいところですが、それでは答えにならないので……。

強いて言うなら、「日中は薄めのサングラス、夜間はブルーライトカットメガネを使用する」っていうのがベストかと思います。

――が、皆さんはいかがでしょうか?

 

 

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